名古屋LGBT活性化委員会

LGBTが生きやすい名古屋をめざします

LGBTフレンドリー企業「大橋運輸株式会社」さまを訪問しました

ちょっと前の話になりますが、1月16日にLGBTフレンドリー企業大橋運輸株式会社さまを訪問させていただきました。 

昨年、名古屋市内や名古屋市近郊のLGBTフレンドリー企業についてリサーチを進めてきていましたが、その際に大橋運輸さまについては存じ上げていました。
そんな折り、昨年11月18日NHKの「ナビゲーション」をいう番組を見て、大橋運輸さまの取り組みが紹介されており、既にたくさんの進んだ取り組みをされていることを知りました。
これは、会いにいくしかない、そんなふうに思い、アポを取ったのが12月なかば。
さすがに年末はお忙しいとのことで、年明けにお会いしましょう、ということになりました。 

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実は、最初こうした企業の訪問を考えていたのは、LGBTの知識や、LGBT当事者のお客さま・社員への接し方を研修や講演をさせてもらえたらいいな、という不埒な動機でした。
しかしながら、こういう積極的な企業さまはもうすでにほとんどが研修をされていて、あまり入り込む隙間はないのが現状です。
それで訪問も断られることが多いわけですが、大橋運輸さまはボクの社会に対する働きかけについてもとても真剣に聞いてくださって嬉しい限りでした。

それどころか、今回お話させていただいた社長の鍋嶋社長には、違う側面からの熱い思いがあり、とても刺激を受けました。

大橋運輸さまは、LGBTに限ったわけではなく、また多様性という視点ばかりでもなく、ほかにもエコなど環境についてもしっかりとした取り組みをされていますし、地域・安全・未来についてもさまざまな取り組みをされています。
でも、感動したのは、どの取り組みに対してもとても知識豊かでいらして、穴がないんですね。
社員の採用に関してもLGBTという理由で能力が活かせないということはあってはならないという考えをお持ちです。
LGBTというだけで就職にハードルがある当事者にとっては、能力よりも先に採用される条件であるという現実を目の当たりにしている状態はまったく自分らしさを活かせない社会です。
というか、能力に目を向けて職探しをするという選択肢をまず持つことができません。

こういう状況に反発しながら、ボクも起業をしたわけですが、昨年収入のために就職活動をしたときには、不況と年齢のせいで大変な思いをしました。
まあ、ボクの状況はLGBTとはまったく関係のない壁でしたが、いずれにしてもあらゆる業種や職種で採用側がこのような考え方をしてくだされば、随分就活も楽になるだろうなと、鍋嶋社長と話していて強く思いました。

大橋運輸さまがどんな取り組みをしているのかは、ぜひ、ホームページをご覧ください。
特に、ダイバーシティへの取り組みのページは見ていただきたいな、と思います。

大橋運輸さま、ありがとうございました。

 

 

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